「賀茂なす」と「みず菜」
京野菜の中でも、日常的に一番身近に感じられるのは、
「賀茂なす」と「みず菜」ではないでしょうか?
どちらも、いろいろなお料理に使え、
とても汎用性が高い食材だと思います。
「賀茂なす」は、最近では都内のデパートなどで普通に販売されています。
大きなものだと、1個800~1200円くらいで
売られているみたいですね…高すぎます(苦笑)。
賀茂なすは、夏のごちそうです。
普通のなすよりまん丸なボールの様な形をしています。
見た目はころころしていて、とても愛らしいです。
なかは、果肉がぎゅっと詰まっていて、
水分が少ないのが特徴です。
調理方法としては、輪切りにして、
炭火で網焼きするか、なければフライパンに少量の油を入れて、
両面を少しきつね色の焼き目が付くくらい焼いて、
「山椒味噌」や「柚子味噌」を付けて、田楽として頂きます。
この時、一緒に「生麩」も軽く焼き色が付くまで焼き、
同じように田楽味噌を付けて頂くのも、おすすめです。
酒の肴にぴったりの、ほんと「夏のご馳走」といった料理です。
「みず菜」は、京都以外の他の地方でも
けっこう栽培されています。
どこのスーパーに行っても、今では普通に手に入る食材となりました。
でも、京都のみず菜と他地域のみず菜は、すこし違う気がします。
まず、見た目の株の大きさです。
京都のみず菜は、細くやわらかい葉が、
大量に集まって、巨大な株を作っています。
京都のスーパーで売っているみず菜は、ビニールに包まれている
ひとつが、そのまま株一つ分が基本です。
あまりに大きい株になると、半分にして売っている場合もあります。
大株なら、白菜と同じくらいのボリュームがあります。
他地域のものは、一般的に一株が小さいような気がします。
葉は割としっかりしていて固めで、
株が小さく、葉が細長くて色の薄いほうれん草みたいな感じです。
最近は、サラダにして生で食べることも多いですよね。
子供の頃は、「おあげと炊いた」料理を、
よく食べていたような気がします。